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アダルトチルドレンと劣等感

アダルトチルドレンと劣等感

目次
アダルトチルドレンと劣等感
劣等感とは
劣等感を克服する方法
劣等感は大切なものでもあります

アダルトチルドレンと劣等感
アダルトチルドレンの方は、劣等感を強く感じてその対処が上手く行かない場合があります。
これは、子供の時に認められる事が少なく、自分というものがよく分からずに成長することがアダルトチルドレンにはあります。
そのため、自分像を大きく持とうとする癖があるり、他者と比較して自分が低いと感じたときに劣等感を強く持ってしまうというものです。
そして、劣等感が強いと自己否定が強くなり自分を傷つけてしまいます。
例えば、失敗をして怒られた時に、皆さんはどのように感じるでしょうか。
「まずい事をした。」
「失敗する自分はダメな人間だ。」
「評価が下がってしまう。」
「もっと出来なければならない」
「相手の指示が悪かったんだ」
等のように考える方はアダルトチルドレンかもしれません。
これは、失敗に対してよりも『他者から見た自分』を気にした発想です。
他者からの目を気にするというのは、自分への評価を気にして自分像を「評価されるであろう自分」にしようとしているためです。
アダルトチルドレンがこのような気持ちになるのは何故でしょうか。
これは、子供の頃に自分を認めてもらえず自己が確立していないためです。
自己が確立していないので、他者の評価で自分を計ろうとします。
ですが、そこで認知的不協和(自分はすごい人間であろうとするが、他者の評価が低いと感じる)が起こると他者の評価を受け入れないか、自分を否定するかの対処をしてしまいます。
それが劣等感となり、落ち込みが大きくなったり、他者への反発となります。
特にアダルトチルドレンの方は回避傾向から劣等感になることが多く、感情がマイナスになりやすくなっています。
劣等感が強くなると、同じ事を繰り返したくないためにがむしゃらに頑張ったり、諦めて逃避する結果となります。
これでは、どんなに頑張ったところで、もし失敗すればまた同じ繰り返しです。
アダルトチルドレンの方は根本的な劣等感を感じやすいという部分を克服しない限りはまた同じ感情を繰り返すという事です。

劣等感とは

劣等感は『他者と比べた自分を認められない』時に感じます。
もちろん、競争という意味では劣等感や悔しさというものは次への糧となります。
問題は、自分を認められないという部分です。
そして、その原因は自分の評価を信じられず、他者の評価を当てにしてきたことです。
自己の確立が出来ていて、自分を客観的で適正な評価が出きていれば、劣等感ではなく「悔しさ」となるはずです。
悔しさは今出来ない事を悔やむという感覚です。
そしてその悔いをバネにもっとできるようになろうとする原動力になります。
劣等感と悔しさは似ていますが、自分を適正に評価できているかで内容が変わってきます。
劣等感は自分を認められない時に出ますので、自己否定や他者否定となります。
これでは次に繋げるという動機には弱く、挫折したり諦めが早くなってしまいます。
また、同じ劣等感を味わいたくないという自己防衛から努力をするという動機で行動する方もいます。
ですが、人というものはマイナスになりたくないという動機では満足感を味わう事が出来ません。
満足感を味わいにくい努力を続ける事となるので精神的に疲弊する事もあります。
これがアダルトチルドレンの劣等感です。

劣等感を克服する方法

それでは、アダルトチルドレンが劣等感をなくする、または薄める方法を考えてみましょう。
劣等感を克服するポイントは「自分を客観的で適切な評価をする」「プラスの動機で行動する」ということです。
この両方を実行するには、他者の評価ではなく、自分がなりたい自分を目指すことが大切です。
人に認められる事だけが指標ではありません。
自分がなりたい自分になることによって、自分を認めることが簡単になります。
そして、その自分が他人に認められた時に、初めて本物の満足感となります。
また、今の自分を認めるという事も大切です。
今いる自分はそれ以上でもそれ以下でもありません。今の自分が現実の自分です。
それが認められないのは理想の自分と比べているからです
未来の自分と比べるということをしているので、今の自分がないがしろになっています。
他者と比べたり、未来の自分と比べることを止めることも大切です。
これがアダルトチルドレンが劣等感を克服する方法です。

アダルトチルドレンの方はマイナスになりたくないという感情が強く出てしまいます。
子供の頃に苦労をなさっていのだと思います。
そのような癖が染み付いているのかもしれません。
ですが、自分をプラスにするという動機を持つと、人生はもっと素晴らしいものになるのではと思います。

劣等感は大切なものでもあります

アダルトチルドレンに限らず、劣等感というものは誰でも持つものです。
それは、「自己実現欲求」というものが人にはあるからです。
これは、人が生きる上で必要で、自己の成長に役立っています。
『美味しいものを食べたい』『いい車に乗りたい』と考えて、それを実現させるために努力をします。
それによって、報酬を得たり成長をします。
それが生きがいともいえるのではないでしょうか。
実は、欲がないという人は、欲求を叶える事を諦めているだけの事があります。
自己実現がかなわないと思い込むと、劣等感となってしまいます。
劣等感自体は感じると辛い感情です。
その感情を避けるために、欲求の方を捨ててしまうんですね。
劣等感を感じてそれをバネに自己実現欲求を叶えていくということが発展的な捉え方ではないでしょうか。


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