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アダルトチルドレンとトラウマ

アダルトチルドレンとトラウマ

アダルトチルドレンとトラウマ

アダルトチルドレンの原因である子供の頃の経験は「トラウマ」になっている場合もあります。
思い出せるトラウマも有りますし、記憶の奥深くに封印されているトラウマもあります。
また、無意識的にトラウマになっていて、自分では問題とは認識できていないトラウマも有ります。
アダルトチルドレンの克服にはその原因である体験に対して心的対処を行う必要があります。
昔の事をどのように捉えているかで、今の心理状態が形成されているからです。
過去の出来事に対する捉え方を変える事でトラウマ体験はトラウマとはならず、アダルトチルドレンの克服に繋がっていきます。

トラウマとは

トラウマとは心的外傷となる記憶の事です。
重度のトラウマを持っていると、PTSD(心的外傷後ストレス障害)やパニック障害になる事もあります。
アダルトチルドレンの場合は、性格に影響を与えるトラウマ体験をしていることが多く有ります。
例えば、勉強をするときに母親がマンツーマンで指導していて、時には定規で叩かれた。 このような体験は、「勉強」「母親」「定規」など、その時の苦しい感情記憶とキーワードが繋がって記憶となります。
勉強が嫌いになったり、母親に似た人を見ると萎縮してしまったり、定規が嫌いになったりと様々な心理的傾向を持ちます。
これは、外部からのストレスが記憶となり、再度体験しないようにする自己防衛機能でもあります。
「火を触ったら熱いから気をつけよう」という思考パターンは「火は熱くて火傷をする」という記憶か情報を持っているからです。
同じように「勉強が嫌いだ」という思考パターンには「勉強は苦しいものだ」という記憶があるからです。
このような記憶や体験が、心的外傷となっている場合はトラウマとなりアダルトチルドレンの原因になります。
アダルトチルドレンの方は大小にかかわらず、トラウマ体験をしているということでもあります。

トラウマを克服する方法

トラウマを克服するためにはまず、トラウマ体験を正確に思い出すことから始めます。
ですが、トラウマ体験というものは自分にとって苦しい思い出です。
思い出すことが辛いことがほとんどです。
トラウマはただ思い出すだけでは、感情の再体験を起こしてしまい、今の感情が悪化する事もあるので注意が必要です。
できれば心理カウンセラーや専門家と一緒にトラウマ克服に取り組むことが近道ですが、そうも行かない方もいらっしゃると思います。
そんな時は、自分の体験を列挙する方法がおすすめです。
紙に、生まれたときからの主な出来事や体験を書いていき、その時の感情も書いていきます。
一連の流れとしてトラウマを思い出すという作業です。
トラウマ体験だけを思い出すと、その時の感情を再体験してしまいます。
それが、今の感情に影響を及ぼす事はあまり良くありません。
現状の心の負荷を減らすための作業で、悪化させていては克服は難しくなります。
そこで、自分の人生の物語の一つとしてトラウマ体験も思い出していきましょう。
心的負荷は軽くなるはずです。
次に、トラウマを思い出すことができたら、その時の感情や状況に対して分析を行っていきます。
できれば周りの人間の感情なども考えてみると良いでしょう。
おそらく辛い体験ですので、自分のせいにしたり相手のせいにしたくなるとは思いますが、原因はもっと深いところにあります。
例えば、先ほどの勉強の話しですと、『母親が厳しいばかりに自分が辛い思いをした』と考えられます。
では何故母親は自分に厳しかったのでしょう?
自分は何故その時抵抗しなかったのでしょう?
その時、誰かに助けを求める事は絶対にできなかったのでしょうか?
もし、助けを求められなかったとしたら、その原因はなんでしょう?
このように深いところまで追求していく事が大切です。
子供の頃の記憶は、その時の感情とその時の行動や状況がセットになっています。
子供の時の行動や状況判断は、大人からみると稚拙なものです。
その時の感情はその稚拙な思考が元になっています。
今であれば違う体験になっていることが多いのではないでしょうか。
このように、記憶にある体験に対しての感情は後から変える事も可能です。
ですが、強いトラウマの場合は感情が捉われてしまう事もあります。
焦らずゆっくりと取り組むことが大切です。
トラウマの克服はアダルトチルドレンの克服と同義です。
トラウマから自分にどのような影響が出ていて、どのような結果になっているのかが分かれば、変わっていく方向性が見えてきます。
記憶というものは過去のものです。そして、これからの自分を変えていくのは自分です。
これからの自分はきっと変えて行く事ができるはずです。


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